お知らせ

SOU・SOUの若林さん

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今月上旬のある日、SOU・SOUさんで
デザインの打ち合わせがありました。

これまで、当店のものづくりを
応援してくださっていたSOU・SOUさん。
丹波本店の店づくりにも
力を貸していただいています。
(上の写真の一番奥の方が若林さんです)

この日は、建物の内装や照明デザインの確認もあり、
建築家さんや、丹波本店の店長も同席。

真剣にお話をしたり、
たまに冗談を言い合ったり。
ここちのよい空間で、
店づくりが進んでいます。

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SOU・SOUさんは和装を製造販売する京都のブランドです。
建築家の辻村さん、テキスタイルデザイナーの脇坂さん、
デザイナーの若林さんによって設立されました。
現在は、京都、東京、ロサンゼルスに出店されています。

代表の若林さんは、オーダーメイド紳士服を学んだあと、
ファイブフォックスに入社、そして企画パターンを担当。
退社後、渡米。自身で買い付けをした商品を
取り扱うお店を開かれました。

その数年後、海外文化に目を向けたビジネスから、
和装文化を継承するブランド「SOU・SOU」に転換。
そのきっかけは、テキスタイルデザイナー脇坂さんの
「時代を超えるデザイン」との出会いだったそうです。

 

脇坂さんは、1968年にフィンランドに渡り、
マリメッコ社で活躍した初の日本人デザイナー。
当店の商品パッケージのパターン「南蛮菓子」柄も
脇坂さんのデザインです。
 
コンセプトは「日本の伝統の軸線上にあるモダンデザイン」。
日本の伝統技術を取り入れながらも
ポップでモダンな数々のアイテムを発表されています。
 
SOU・SOUのネーミングは、
日常会話のなかでの相槌「そう、そう」から。
相手を肯定する日本人らしい、無意識に多用している言葉。
日本を見つめ直すきっかけにしたい
という思いで採用されたそうです。
以上は、若林さんの著書からの内容です。

  伝統の続きをデザインする: SOU・SOUの仕事

学生時代の寮生活、地下足袋を商品化するまで、
東京出店での苦戦などは、とくに興味深く読みました。

担当を始めた頃は、おもろいことを云わはる人やなぁ、
と単純に思っていたのですが、その背景を知って、
おもしろさが倍増です。(すみません…)

海外のトレンドを後追いすることよりも
無駄な競争をせずに、独自で伝統を更新する。
そして、日本のものづくりを支える
クリエイティブな動きに同感します。

まだまだ続く、わたくしどものお店づくり。
これからも「SOU・SOU」さんの
ものづくりの姿勢を吸収し、
菓子文化の継承・創造に努めていきたいです。

(大西)

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【SOU・SOUへの道】
今月からウェブサイトで連載が始まっています。
SOU・SOUを始めるきっかけについて読めますよ。
・第一話/30年前の話
・第二話/東京への憧れ
・第三話/決意表明

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