「中島ブレンド(仮)」
今回はコーヒーのブレンドについて書きたいと思います。本日、店舗でご提供する予定のブレンドコーヒーの打ち合わせに行ってまいりました。店の看板になるものなので、配合や比率決めで迷うだろうなぁと思っていましたが、やはり迷いました。
ブレンド作りというのはまず、「こんな感じのコーヒーにしたい」というイメージや目指す方向性を決めるところからスタートします。次にベースとなる豆を選び、それにどの豆を選んで個性を足していくかを、ロースターの方と試飲しながら進めていく作業になります。
「この配合でお願いします」
↓
試飲
↓
「酸味が強く感じられるので、比率を変えてみましょう」
↓
試飲
↓
「おおっ、甘味が出てバランスが良くなりましたね」ってな感じです。
この作業がすごく楽しくて様々なブレンドをテストさせていただきました。酸味が特長のブレンドの配合を10%変えるだけで甘味が特長になり、雰囲気がガラッと変わったりしてブレンドの可能性を感じました。いくつも試していると、あれもこれも美味しい!となりましたが、最終的に「これっすね!」という着地点が何とか見つかりました。
職人の確かな目で生豆からこだわりをもってセレクト・管理され、それぞれの豆に最適の焙煎をされているそうです。本当に美味しいコーヒーは冷めても酸っぱくならず、温度変化に応じて変化する味を楽しむことができます。実際に大量の試飲をさせて頂いて、それを体感することができました。このコーヒーを皆さんに召し上がっていただくのが非常に楽しみになった1日でした。
ただ1つ、テストに没頭しすぎて写真を撮り忘れたことを大いに反省しております。。。
(田儀)